私は革靴については初心者なので詳しくはありません。それでも、一度は聞いたことがあるメーカー。
ジョセフチーニー。(JOSEPF CHEANY&SONS)
イギリスを代表するメーカーの1つで高級な紳士靴を取り扱うメーカーである。
革靴に興味を持ち始めた頃一足は買ってみたいと願う憧れのブランドであった。
高校生の頃、鼻垂れ小僧の私はドクターマーチンぐらいしか革靴のメーカーは知らず、あとは電車で疲れ切ったサラリーマンが履いてるビジシュしか革靴の種類は知らなかった。
というかその二択しか革靴はないと思っていたくらいのアホである。
元々ペンケースなどの革小物が好きだったので革靴にハマるのも時間の問題であった。
そして大学2年生になり、
まあものの見事にハマった。
一度ハマったら四六時中そのことしか頭にない単細胞の私はすぐに革靴を買い漁りはじめる。
すぐに注目したメーカーがチーニーだったのである。その時ブラックの内羽根フルブローグの靴を見て、「なんだこのかっこいい靴は!!!」とクオリティの高さと優美さに衝撃を受けた。あの感情を今でも覚えている。こんな美しい靴があるのかと。初めて革靴に艶めかしさを感じたのである。魔性チーニー。
履いてみたい…履いてみたい…と取り憑かれたように調べると、中々の価格に手も足も出ない。
これは頑張って働いて貯めたお金で買うしか無いと判断した。
かくして、チーニーの衝撃を受けた後、大体5ヶ月の月日が流れた時のことである。
ネットでウィンドウショッピングをしている時にたまたま半額近くで売られていたチーニーのオールドを見かけた…。
一瞬でポチった。
息をするかのようにポチった。
ポチった後にこれは出会いだの適当に自分を擁護する言い訳を付けて。
そして念願のチーニーが来てしまう。
UK6サイズのオールド
後悔はしていない。この日から私のチニる日々が始まった。今日もチニ。明日もチニ。
デニムにも
スラックスにも
なんにでも決まる万能なオールド。なぜか右足だけ皺が深くなってセルフストレートチップしちゃってる。そんなチニも可愛いよ。
爪先をチニることでさらなる艶めかしさを得る。
チーニーの靴は全てそうなのか知らないが、意外と革が薄め。そして柔らかい。
オールドしか買ってないのでまだ分からないが、届いたその日からプレメンテがいらないくらい柔らかくて履きやすかった。革がキメ細かくて皺の入り方が全然違う。
ほどよくぽってりしたイギリスらしい靴、ジョセフチーニー。
また出会いがあればうちに来て欲しい。
チ日記はシリーズ化する予定です。チーニーについて取り上げる時はチ日記と書きます。